デジタル大辞泉 「餌取り」の意味・読み・例文・類語 え‐とり〔ゑ‐〕【餌取り】 古代・中世に、鷹狩りの鷹のえさとするため、獣肉の供給を業とした人。〈和名抄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「餌取り」の意味・読み・例文・類語 え‐とりゑ‥【餌取・屠児・穢取】 〘 名詞 〙 古代・中世、鷹や猟犬などのえさにするため、牛、馬などを殺す人、また、牛、馬を殺して、その皮や肉を売る人をいった。〔三代格‐二〇・承和元年(834)一二月二二日・太政官符〕[初出の実例]「可食(じきすべ)き物の无(な)ければ、餌取の取残したる馬・牛の肉を取り持来て、其を噉(くらひ)て命を養て過ぎ侍る也」(出典:今昔物語集(1120頃か)一五) えさ‐とりゑさ‥【餌取・餌採】 〘 名詞 〙① 魚釣りなどのえさを捜し集めること。また、その人。② えさばかり食って針にかからない魚。転じて、祝儀をねだる遣手(やりて)などをののしっていう語。[初出の実例]「こうるさいゑさとりの出る三会目」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例