( 1 )近世前期から上方では「くびだけ」の形で用いられ、文字通り首までの長さを表わし、さらに「首丈沈む」「首丈嵌(は)まる」などの言い回しにも見られるように、この上なく物事が多くつもる意、あるいは、深みにはまる意から異性に惚れ込む意で用いられた。
( 2 )中期以降、江戸を中心に「くびったけ」の形で用いるようになる。江戸ではまた「くびっきり」という言い方もなされた。
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