馬鈴(読み)うまのすず

精選版 日本国語大辞典 「馬鈴」の意味・読み・例文・類語

うま‐の‐すず【馬鈴】

  1. 〘 名詞 〙 植物うまのすずくさ(馬鈴草)」の異名。〔多識編(1631)〕

ば‐れい【馬鈴】

  1. 〘 名詞 〙ばたく(馬鐸)拍案驚奇‐宣徽院仕女鞦韆会〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「馬鈴」の意味・わかりやすい解説

馬鈴
ばれい

馬の尻繋 (しりがい。→三繋〈さんがい〉) につける鈴。古墳時代のものには青銅製が多い。球形または楕円球形で,鈕 (ちゅう。つまみ) があり,その反対側には一文字に細長い穴があいている。球体に斜格子や珠文を鋳出したものもある。

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普及版 字通 「馬鈴」の読み・字形・画数・意味

【馬鈴】ばれい

馬の鈴。

字通「馬」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「馬鈴」の解説

馬鈴 (ウマノスズ・ムマノスズ)

植物。ウマノスズクサ科のつる性多年草,薬用植物。ウマノスズクサ別称

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世界大百科事典(旧版)内の馬鈴の言及

【鈴】より

…戦国時代のころには,中国北方および西方にかけての遊牧民の間でスズ付きの竿頭が発達し,西はヨーロッパ,東は朝鮮半島にも及んだ。日本では縄文時代に土鈴ともみられる土製品があるが,青銅のスズが伝わったのは古墳時代で,独立のスズには馬具の一種である馬鈴(ばれい)があり,犬や鷹狩りの鷹にスズを付けたことも埴輪から知られる。付属のスズには鈴鏡(れいきよう),鈴釧(すずくしろ),環鈴(かんれい)(3個のスズを銅鐶でつなぎ,三環鈴(さんかんれい)とも呼ぶ)など,日本独自のものもある。…

【馬鐸】より

…筒の下縁が直線のものと弧形をなすものとがある。中国では馬鈴(ばれい)という。しかし単独で発見されると,犬,ヤギ,牛あるいはラクダなどに下げたものとの区別はできない。…

※「馬鈴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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