駅逓局(読み)エキテイキョク

デジタル大辞泉 「駅逓局」の意味・読み・例文・類語

えきてい‐きょく【駅逓局】

明治初期、駅逓通信をつかさどった官庁。明治10年(1877)にそれまでの駅逓寮改称。同18年逓信省所管となり、同20年廃止。

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精選版 日本国語大辞典 「駅逓局」の意味・読み・例文・類語

えきてい‐きょく【駅逓局】

  1. 〘 名詞 〙 郵便局のこと。日本制度では、日本郵政公社の明治前期における称。郵便と為替貯金事業を管掌し、明治一〇年(一八七七一月から同二〇年三月まで内務省農商務省、逓信省に属した。
    1. [初出の実例]「駅逓局の早車にて、一時間に六十英里を走るものなり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

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世界大百科事典(旧版)内の駅逓局の言及

【駅逓司】より

…74年1月内務省所管となり,郵便為替・外国郵便の開業(1875年1月),郵便貯金の開設(同年5月),万国郵便連合への加盟(1877年2月)など,事業の発展に努めた。77年1月駅逓局と改称し,81年4月農商務省設置とともにその所管となったが,85年12月逓信省へ移管され,87年3月廃局となった。【山本 弘文】。…

※「駅逓局」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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