精選版 日本国語大辞典 「騅」の意味・読み・例文・類語 すい【騅】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 蒼白雑毛の馬。葦毛(あしげ)の馬。〔十巻本和名抄(934頃)〕 〔詩経‐魯頌・駉〕[ 2 ] 中国、楚の項羽の愛馬の名。[初出の実例]「項羽たたかひまけてほろびける時、すいといふ馬の、一日に千里をとぶに乗て」(出典:平家物語(13C前)一〇)[その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「騅」の読み・字形・画数・意味 騅18画 [字音] スイ[字訓] あしげ[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は隹(すい)。〔説文〕十上に「馬の雜毛なるもの」とあり、あしげをいう。〔詩、魯頌、(けい)〕にその名がみえ、また項羽の〔下の歌〕に歌われる、その愛馬の名として知られている。[訓義]1. あしげ、あしげのうま。2. あしのめ、くさのめ。[古辞書の訓]〔和名抄〕騅 楊氏語抄に云ふ、騅馬、鼠色の馬なり 〔名義抄〕騅馬 ニケノムマ/鼠色馬 ニケノムマ 〔字鏡集〕騅 クロウマ[熟語]騅馬▶[下接語]駿騅・神騅・斑騅 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報