精選版 日本国語大辞典 「骨抜」の意味・読み・例文・類語
ほね‐ぬき【骨抜】
〘名〙
① 料理で、魚や鳥の骨を抜くこと。また、骨を抜いたもの。また、鴨などの骨と内臓を取り去り、卵やかまぼこを入れ、蒸すか、ゆでてから輪切りにして供する料理もいう。骨突抜(ほねつきぬき)。〔料理物語(1643)〕
② 料理で、魚の小骨を取るための道具。
③ 性根などをなくさせてしまうこと。気骨・節操などのないこと。また、その人。
※邦子(1927)〈志賀直哉〉「一人の人間を自分の都合のいいやうに骨ぬきにしたがってゐる」
④ 考えや計画の眼目の部分を抜き去ること。また、そうされたもの。
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