骨抜(読み)ほねぬき

精選版 日本国語大辞典 「骨抜」の意味・読み・例文・類語

ほね‐ぬき【骨抜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 料理で、魚や鳥の骨を抜くこと。また、骨を抜いたもの。また、鴨などの骨と内臓を取り去り、卵やかまぼこを入れ、蒸すか、ゆでてから輪切りにして供する料理もいう。骨突抜(ほねつきぬき)。〔料理物語(1643)〕
  3. 料理で、魚の小骨を取るための道具。
  4. 性根などをなくさせてしまうこと。気骨・節操などのないこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「一人の人間を自分の都合のいいやうに骨ぬきにしたがってゐる」(出典:邦子(1927)〈志賀直哉〉)
  5. 考えや計画の眼目の部分を抜き去ること。また、そうされたもの。
    1. [初出の実例]「日本の工場法も婦人の夜業は禁止する主義でありましたが色々譲歩をして謂ゆる骨抜(ホネヌキ)になって」(出典:国民経済講話‐乾(1917)〈福田徳三〉一六章)
  6. 植物ほうせんか(鳳仙花)」の異名。《 季語・秋 》 〔多識編(1631)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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