骨無し(読み)コチナシ

デジタル大辞泉 「骨無し」の意味・読み・例文・類語

こち‐な・し【骨無し】

[形ク]
不作法である。無礼だ。
「悩ましくなむ、と事無しび給ふを、しひて言ふも、いと―・し」〈手習
無骨だ。無風流だ。
「男なんどは―・うもぞおぼしめす」〈平家・一〇〉

こつ‐な・し【骨無し】

[形ク]こちなし」に同じ。
「田舎男にて、―・き様の風情にて、舞を舞ひ給へとこそ申しつらめ」〈義経記・六〉

ほね‐なし【骨無し】

身体を支える骨がないかのように、姿勢を保てないこと。
意志信念などがないこと。また、その人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android