高らか(読み)タカラカ

関連語 落窪物語 実例

精選版 日本国語大辞典 「高らか」の意味・読み・例文・類語

たか‐らか【高らか】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「らか」は接尾語 )
  2. 物の位置などが高いさま。高い状態。たかやか。
    1. [初出の実例]「北の方いとうれしと思ひて衣たからかに引きあげて」(出典:落窪物語(10C後)一)
  3. 音や声などの高いさま。たかやか。
    1. [初出の実例]「汝の女(むすめ)高らかに吾が胸に釘有りと叫び」(出典:日本霊異記(810‐824)上)

高らかの語誌

類義語に「たかやか」があり、中古文献に見られる例のほとんどは「たかやか」であるが、「平家物語」「保元物語」「平治物語」など中世軍記物語では、「たからか」が用いられており、以降「たからか」が主流となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む