日本歴史地名大系 「高田天神社」の解説 高田天神社たかだてんじんしや 奈良県:大和高田市高田村高田天神社[現在地名]大和高田市三和町JR高田駅東の商店街の中に鎮座。法人名は天神社。高皇産霊(たかみむすび)神・市杵島姫(いちきしまひめ)命・天照(あまてらす)皇大神・当麻幸霊(たいまのさきたま)神を祀る。旧郷社。棟木銘(大和高田市史)によると、貞応元年(一二二二)七月に当時平田(ひらた)荘荘官として威勢のあった当麻氏が、一族の団結と在地の安穏・支配の確立を図るため社殿を造替えている。当麻氏はもともと当麻(たいま)寺(現奈良県當麻町)を中心とした地域の名族であるが、葛下(かつげ)郡二四条三里二五坪に関する天暦五年(九五一)五月一一日の平忠信家地売券(根岸文書)の保証刀禰に「当麻某」がみえており、同条同里二七坪・三四坪にある当社は、当麻氏の領地あるいは居地に創建された可能性もある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by