朝日日本歴史人物事典 「高田新家」の解説
高田新家
律令制成立期の地方豪族。高田首名の父,足人の祖父。壬申の乱(672)当時,美濃国主稲(東宮の封戸である湯沐の稲の管理者)であったが,吉野(奈良県吉野町)から東国に向かった大海人皇子(のちの天武天皇)を国司らと伊勢国鈴鹿関(三重県関町)で迎えたこと以外は明らかでない。大宝3(703)年7月に壬申の乱の功により正六位上から従五位上を追贈されている。
(橋本義則)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報