鳳凰文(読み)ホウオウモン

デジタル大辞泉 「鳳凰文」の意味・読み・例文・類語

ほうおう‐もん〔ホウワウ‐〕【××凰文】

鳳凰文様化したもの。古来瑞祥文ずいしょうもんとして装飾絵画などに用いられる。

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精選版 日本国語大辞典 「鳳凰文」の意味・読み・例文・類語

ほうおう‐もんホウワウ‥【鳳凰文】

  1. 〘 名詞 〙 鳳凰を文様化したもの。古来、瑞祥文として、装飾・絵画などに好んで用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳳凰文」の意味・わかりやすい解説

鳳凰文
ほうおうもん

鳳凰を文様としたもの。日本では飛鳥時代に瑞祥の象徴として扱われ,奈良時代に盛行,平安時代にも愛好された。作品例としては,白鳳時代南法華寺の鳳凰文 (せん) ,正倉院の鏡背,染織図案,平安時代の和鏡の文様,家具調度品の装飾文様,平泉中尊寺金色堂の須弥壇格狭間 (こうざま) の文様,宇治平等院阿弥陀堂の屋根などの建築装飾など。家紋意匠としても用いられている。

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