鵝毛(読み)ガモウ

デジタル大辞泉 「鵝毛」の意味・読み・例文・類語

が‐もう【×鵝毛】

ガチョウ羽毛。また、白いものやきわめて軽いもののたとえ。がぼう。
「牛のあたひ、―よりも軽し」〈徒然・九三〉

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精選版 日本国語大辞典 「鵝毛」の意味・読み・例文・類語

が‐もう【鵝毛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鵝鳥(がちょう)の羽毛。多く、白いもの、また、きわめて軽いもののたとえに用いられる。がぼう。
    1. [初出の実例]「羊角風猶頒暁気、鵝毛雪剰仮寒粧」(出典菅家文草(900頃)六・早春侍宴、同賦殿前梅花)
  3. ( から転じて ) 雪の異称
    1. [初出の実例]「慙麟角之宏才、猥賦鵝毛之冷色」(出典:詩序集(1133頃)佳友被雪催詩序〈藤原敦基〉)
  4. 菊の品種名の一つ。
    1. [初出の実例]「Gamô(ガモウ)〈訳〉白い小さなひな菊の一種」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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普及版 字通 「鵝毛」の読み・字形・画数・意味

【鵝毛】がもう(まう)

がちょうの羽毛。唐・白居易〔令公(裴度)の雪中に贈らるる~に酬ゆ〕詩 は鵝毛に似て、飛びて散亂し 人は鶴(かくしやう)を披(き)て、立ちて裴回(はいくわい)す

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