鵝鳥(読み)ガチョウ

デジタル大辞泉 「鵝鳥」の意味・読み・例文・類語

が‐ちょう〔‐テウ〕【×鵝鳥】

ガンを飼いならしてつくられた家禽かきん。中国系はサカツラガン原種で、代表的品種シナガチョウがあり、白色褐色で、くちばしの上にこぶをもつ。ヨーロッパ系はハイイロガンが原種で、白色のエムデン、褐色のトゥールーズなどの品種がある。食用や愛玩用とする。
[類語]真鴨軽鴨夏鴨小鴨鴛鴦おしどり家鴨あひる合鴨

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精選版 日本国語大辞典 「鵝鳥」の意味・読み・例文・類語

が‐ちょう‥テウ【鵝鳥・鵞鳥】

  1. 〘 名詞 〙 カモ科の家禽。ガンの飼育変種で、くびが長く、アヒルより大きい。原種はヨーロッパ系はハイイロガン、中国系はサカツラガンで、羽の色は原種に似た灰褐色または淡褐色及び白色。品種は、ヨーロッパ系のツールーズ種、エムデン種、中国系のシナ種など一二、三種がある。シナ種には上くちばしの基部に肉こぶがある。日本にはシナ種が多い。唐雁。鵝。
    1. [初出の実例]「見鵝鳥入籠持来売与船人」(出典参天台五台山記(1072‐73)一)

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