(読み)ノスリ

デジタル大辞泉 「鵟」の意味・読み・例文・類語

の‐すり【×鵟】

タカ科の鳥。全長52センチくらい。上面褐色トビに似るが、尾羽は広げると扇形で切れ込みがない。ネズミ・カエル・小鳥などを捕食日本では留鳥山地繁殖し、秋・冬には低地でみられる。くそとび。

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精選版 日本国語大辞典 「鵟」の意味・読み・例文・類語

の‐すり【鵟】

〘名〙 (「のずり」とも) タカ科の鳥。全長五〇~六〇センチメートルの中形のタカ。トビに似ているが尾に切れ込みがない。体の背面黒褐色で、尾と翼は黒く、腹面は淡黄褐色の地に縦斑がある。シベリア・日本などで繁殖。草原山間でネズミなどを捕食し、五、六月ごろ森林の高木上に巣をつくる。鳴き声、飛び方もトビに似るが、低空飛翔を頻繁に行なうという特徴がある。まぐそだか。くそとび。《季・冬》 〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鵟」の解説

鵟 (ノスリ)

学名Buteo buteo
動物。ワシタカ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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