鶴島村(読み)つるしまむら

日本歴史地名大系 「鶴島村」の解説

鶴島村
つるしまむら

[現在地名]上野原町鶴島

桂川を隔てて新田あらた村の南側に位置する。西部には御前ごぜん(鶴島御前山、四八四・一メートル)がそびえ、東は相州津久井つくい名倉なくら(現神奈川県藤野町)。「甲斐国志」によると、寛文検地の時に上鶴島・下鶴島の二村に分村したというが、その後も郷村帳類では鶴島村一村として高付された。元禄郷帳に枝郷としてみえるいり(田野入)村は本村の南方山間に位置した。新田村との間に渡船があり、伝馬役上野原宿へ出役。当村から西方藤崎ふじさき(現大月市)までの村々は地形的に南は山を背負い、北は桂川に臨んで連なっており、同川北岸の村々を併せて川通かわどおりと号していた。


鶴島村
つるしまむら

[現在地名]浜松市松島町まつしまちよう

松島村の北に位置し、東はひがし村、北は富屋敷とみやしき村。もとは鶴島新田と称し、四本松しほんまつ村の五右衛門家が開発、寛文七年(一六六七)に検地を受けた(鈴木家文書)。同一六年の田畑反歩差出帳(同文書)によれば高一〇一石余、田九町三反余・畑七町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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