鶴満寺(読み)かくまんじ

日本歴史地名大系 「鶴満寺」の解説

鶴満寺
かくまんじ

[現在地名]大淀区長柄東一丁目

淀川(大川)西岸にある。天台真盛宗、山号雲松山、本尊阿弥陀如来。天台真盛宗大阪別院。新西国第三番札所。もと河内国にあったとも(大阪府誌)、大和国ともいう(寺伝)創建は不詳。廃寺になっていたが、寛保三年(一七四三)大坂の豪商上田三郎宗右衛門の発願によって当地に移建再興した。当初は南方みなみかた(現東淀川区)にあったという説もある。延享元年(一七四四)京都の上善じようぜん寺より忍鎧を招請、観音堂も建立され、西国・関東の信者によって寄せられた一〇〇体の観音像を安置する。そのため当寺を俗に百体観音と称する。なお現在の観音堂は昭和八年(一九三三)の再興。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「鶴満寺」の解説

鶴満寺(かくまんじ)

古典落語演目ひとつ。上方種。「小町桜」「花見寺」とも。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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