日本歴史地名大系 「鹿尾」の解説 鹿尾かのお 長崎県:長崎市土井頸村鹿尾中世よりみえる地名で、彼杵(そのき)庄戸町(とまち)浦のうち。現鹿尾町に比定され、地名は加納の転訛ともいわれる。正安四年(一三〇二)五月二四日の深堀時願・同時通連署譲状(深堀文書、以下同文書)に「とまちのうらかのを」とみえ、時願(時仲)が娘の「まさい」に同所を譲ったが、その四至は北は「こかくらふねのたていわのかふちをくわゑ□」、東は「わうこのさ」、南は「をにきのくひにくわうしくらいはたけのミなミ」、西は「といのくひらこかくらのをくたりなあしろをかけ候へし」となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報