麦生野村(読み)むぎゆうのむら

日本歴史地名大系 「麦生野村」の解説

麦生野村
むぎゆうのむら

[現在地名]輪島市町野町麦生野まちのまちむぎゆうの

徳成谷内とくなりやち村の東に位置。北はひがし村、東は町野川を挟んで円山まるやま村。麦野村とも記した。貞治三年(一三六四)八月二二日書写の八幡宮大般若波羅蜜多経(八幡寺蔵)の奥書に「上町野御庄麦生野村預所菅原尚重」とみえ、弘治三年(一五五七)八月一〇日銘の石瀬比古神勧請札(石瀬比古神社蔵)に「麦野村役人 国久」とみえる。正保郷帳では谷内村(徳成谷内村)と一括して高付される。

麦生野村
むぎうのむら

[現在地名]鹿瀬町豊実とよみ

阿賀野川を隔てて菱潟ひしがた村の東に位置し、他村に比べて河岸から離れる。「新編会津風土記」によれば家数二一、延宝年中(一六七三―八一)耕作の便によってここに移ったという。北西の端村実川島さねかわじまは一一軒、その北東の同小荒こあらは五軒。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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