精選版 日本国語大辞典 「麦藁真田」の意味・読み・例文・類語 むぎわら‐さなだ【麦藁真田】 〘 名詞 〙 麦わらを、真田紐のように編んだもの。夏の麦わら帽子の材料に用いる。大麦・裸麦の麦わらを最良とし、編み方によって、菱物、平物、角物、細工物などがある。岡山・広島・香川県などから産出する。また、明治初期まで川崎大師の土産品として用いられた。麦稈真田(ばっかんさなだ)。[初出の実例]「お賢は鉄縁の目鏡を掛けて頻に麦藁真田(ムギワラサナダ)を組み」(出典:もしや草紙(1888)〈福地桜痴〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例