黒ぼく(読み)クロボク

デジタル大辞泉 「黒ぼく」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぼく【黒ぼく】

腐植に富み、軽くて粘りけの乏しい黒色の土壌火山灰土に多い。くろぼこ。
火山から噴出してできた多孔形の溶岩関東では多く庭石として用いられる。

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精選版 日本国語大辞典 「黒ぼく」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぼく【黒ぼく】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火山灰軽石が風化してできた黒い土壌。腐植土として植物栽培に適する。くろつち。くろぼこ。こくど。〔俚言集覧(1797頃)〕
  3. 黒い色の石。
    1. [初出の実例]「市谷(いちかへ)河岸端(かしっぱた)に有る大きな黒石(クロボク)が」(出典洒落本・一騎夜行(1780)三)

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