市谷(読み)いちがや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東京都 23特別区の一つ,新宿区東部にある地区皇居北西に位置する。外堀に面した台地上にあり,江戸時代の社寺が多い。旧尾張藩徳川家の上屋敷は明治以後陸軍の施設となった。防衛省があるほか,出版社,印刷会社も多数ある。 JR中央線,総武線の市ヶ谷駅は千代田区に属し,都営地下鉄新宿線,東京地下鉄有楽町線,南北線と連絡。

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世界大百科事典 第2版の解説

東京都新宿区東部の地名。市ヶ谷とも書く。旧牛込区の範囲内にあり,近世には大名・武家屋敷や寺が多く,明治以後,尾張藩上屋敷跡は,陸軍士官学校,大本営陸軍部,陸軍省参謀本部などが置かれ,第2次世界大戦後は極東国際軍事裁判所,現在は陸上自衛隊市谷駐屯地となり市谷本村町一帯を占めている。市谷谷町(のち台町)には市ヶ谷監獄(1875‐1910)が,また南西隣の市谷富久町には東京監獄(1903‐37,のちの市ヶ谷刑務所)が置かれた。

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大辞林 第三版の解説

東京都新宿区東部の地名。住宅地。江戸城の市ヶ谷見付があった。市ヶ谷。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

東京都新宿区東部の一地区。古くこのあたりに市が立ち、市買(いちがい)が行われたこと、また坂や谷の多い山手(やまのて)台地にあって第一の谷(一谷(いちがや))があったことが地名の由来という。江戸時代には寺社地、武家地が多かった。台地東端、JR中央線市ヶ谷駅西側の市谷八幡(はちまん)は江戸八所八幡の一つ。旧尾張(おわり)徳川家上屋敷地跡は、明治になって陸軍士官学校などが置かれ、第二次世界大戦後、国際軍事裁判所、ついで陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地となった。都営地下鉄新宿線、東京メトロ有楽町線・南北線が通る。[沢田 清]

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