黒痣(読み)クロアザ

デジタル大辞泉 「黒痣」の意味・読み・例文・類語

くろ‐あざ【黒×痣】

皮膚に生じた黒または褐色斑紋メラニン色素を含む細胞が増殖したもので、小形のものはほくろと呼ぶ。色素性母斑
打撲などで皮下内出血が起こり、青黒く見えるもの。

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精選版 日本国語大辞典 「黒痣」の意味・読み・例文・類語

くろ‐あざ【黒痣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 皮膚の色素が増殖してできる黒い斑点。表面は、平らなもの、いぼ状、毛のはえたものなどがある。多くは生まれつきか、生後間もなくできる。色素性母斑。
    1. [初出の実例]「俗に黒痣(クロアザ)といふのは血管腫であって」(出典:奇想凡想(1920)〈宮武外骨顔面に毛の生へて居る異常児)
  3. 打撲などのために皮下に内出血が起こり、青黒く見えるもの。
    1. [初出の実例]「左の腕の黒痣(クロアザ)天然ならぬを見るものは」(出典:細君(1889)〈坪内逍遙〉一)

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