鼻薬(読み)ハナグスリ

精選版 日本国語大辞典 「鼻薬」の意味・読み・例文・類語

はな‐ぐすり【鼻薬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鼻の病気に用いる薬。
  3. ( 子どもが鼻を鳴らして泣くのを止める薬というところから ) 子どもに与える菓子の類。
    1. [初出の実例]「見目の能い子に人置の鼻薬」(出典:雑俳・ぎんかなめ(1729))
  4. 小額の賄賂(わいろ)
    1. [初出の実例]「盛る香は彌陀へ隠居の鼻薬」(出典:俳諧・広原海(1703)四)
    2. 「役人どもが袖の下の進物や鼻薬(ハナグスリ)に目を眩し」(出典:開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む