タヌムの線刻画群(読み)タヌムのせんこくがぐん

世界遺産詳解 「タヌムの線刻画群」の解説

タヌムのせんこくがぐん【タヌムの線刻画群】

1994年に登録された世界遺産(文化遺産)。スウェーデン西部のオスロ湾に面した町ストロムスタートに位置する、青銅器時代(紀元前1500~前500年頃)の遺跡である。この遺跡には、弓を持った狩人やその狩猟光景と、トナカイウマウシシカイヌなどの動物、農作業に従事する人々、槍を持った男性、子供を宿した女性、呪術師、船やそり、荷車などの日常道具を描いた岩絵が残されている。◇英名はRock Carvings in Tanum

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android