丈部大麻呂(1)(読み)はせつかべの おおまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「丈部大麻呂(1)」の解説

丈部大麻呂(1) はせつかべの-おおまろ

?-? 奈良時代官吏
上総(かずさ)(千葉県)の人。天平感宝(てんぴょうかんぽう)元年(749)陸奥(むつ)小田郡(宮城県)で砂金を発見した功によって無位から従五位下となる。天平宝字3年(759)斎宮頭(さいぐうのかみ)。一時官位を剥奪(はくだつ)されるが,のちに復され,造長岡宮使,隠岐守(おきのかみ)などを歴任した。

丈部大麻呂(2) はせつかべの-おおまろ

?-? 奈良時代の防人(さきもり)。
下総(しもうさ)印旛郡(千葉県)の人。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)7年(755)筑紫(つくし)におもむく途中よんだ歌1首が「万葉集」巻20におさめられている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android