五島 雄一郎(読み)ゴトウ ユウイチロウ

20世紀日本人名事典 「五島 雄一郎」の解説

五島 雄一郎
ゴトウ ユウイチロウ

昭和・平成期の内科学者 東海大学名誉教授・医学部附属病院名誉病院長。



生年
大正11(1922)年10月6日

没年
平成15(2003)年5月28日

出生地
東京都文京区

学歴〔年〕
慶応義塾大学医学部〔昭和20年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
慶応義塾大学医学部三四会北里賞,日本動脈化学会賞大島賞,勲三等瑞宝章〔平成10年〕

経歴
昭和20年慶応義塾大学医学部助手、27年東邦大学医学部助教授、31年慶応義塾大学医学部講師、41年助教授を経て、47年教授。55年東海大学医学部教授兼附属病院長。同病院救命救急センター所長も兼任。平成3年病院長を辞し、名誉病院長。この間、昭和31〜32年米国ベイラー大学留学。平成4年日本禁煙医師連盟初代会長。第15〜16期日本学術会議会員。早くから高コレステロールによる健康への悪影響を指摘し、低コレステロールの“ヘルシー・ディナー”を勧めるなど生活習慣病予防に取り組んだ。昭和55年〜平成12年「JAMA」日本語版編集委員会委員長を務めた。著書に「内科必携」「脂質代謝異常の臨床」「動脈硬化症」「長生きの食事学」「食物成人病」「すこやかに老いる」「音楽夜話」「老人診療マニュアル」(監修・分担執筆)ほか

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五島 雄一郎」の解説

五島雄一郎 ごとう-ゆういちろう

1922-2003 昭和後期-平成時代の内科学者。
大正11年10月6日生まれ。昭和47年母校慶大の教授となり,55年東海大教授兼付属病院院長。動脈硬化,成人病の食餌療法,高血圧心身医学などの研究にとりくむ。平成15年5月28日死去。80歳。東京出身。著作に「内科必携」「食べものと成人病」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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