他意(読み)タイ

デジタル大辞泉 「他意」の意味・読み・例文・類語

た‐い【他意】

心の中に隠している別の考え。特に、相手に対する悪意。ふたごころ。「別に他意はない」
[類語]他念余念

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精選版 日本国語大辞典 「他意」の意味・読み・例文・類語

た‐い【他意】

  1. 〘 名詞 〙 ほかの考え。他人には知らせないで隠している考え。ふたごころ。異心別意
    1. [初出の実例]「明知加言豈有他意乎」(出典万葉集(8C後)一八・四一二八・右詞文)
    2. [その他の文献]〔漢書‐武五子伝戻太子〕

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普及版 字通 「他意」の読み・字形・画数・意味

【他意】たい

ふたごころ。異志。〔漢書、戻太子劉拠伝〕久之(しばらく)して巫蠱(ふこ)の事多く信ならず。上(しやう)、太子の惶(くわうきよう)して、他無きを知る。~上、太子の無辜(むこ)(無実)なるを(あは)れみ、乃ち思子宮を作る。

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