伊藤 海彦(読み)イトウ ウミヒコ

20世紀日本人名事典 「伊藤 海彦」の解説

伊藤 海彦
イトウ ウミヒコ

昭和・平成期の詩人,シナリオライター



生年
大正14(1925)年1月1日

没年
平成7(1995)年10月20日

出生地
東京・渋谷

学歴〔年〕
日本大学芸術科〔昭和22年〕卒

主な受賞名〔年〕
イタリア賞〔昭和33年 38年 48年〕,芸術祭賞優秀賞〔昭和40年〕「飛翔

経歴
中学教諭、出版社勤務を経て、放送作家となる。昭和24年NHK専属、32年フリー。一方、17歳ごろから詩作を始め、「高原」「アルビレオ」を経て、現在「同時代」「地球同人。放送詩劇の分野で活躍、新しいタイプのラジオ・ドラマを創造した。代表作に「夜が生まれるとき」「吹いてくる記憶」「この青きもの」「こどもとことば」「遠い横顔」「銃声」などがあり、詩集に「黒い微笑」「影の変奏」、童謡集「風と花粉」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤 海彦」の解説

伊藤海彦 いとう-うみひこ

1925-1995 昭和後期-平成時代の放送作家,詩人。
大正14年1月1日生まれ。伊藤松雄の子。NHK専属作家からフリーとなり,放送詩劇の分野で活動し,ラジオドラマのひとつのタイプをつくった。昭和33年「言葉と音楽のための三つの形象」でイタリア賞,40年「飛翔」で芸術祭賞。「同時代」「地球」同人。詩集に「黒い微笑」など。平成7年10月20日死去。70歳。東京出身。日大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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