フリー(英語表記)Flea

精選版 日本国語大辞典 「フリー」の意味・読み・例文・類語

フリー

〘名〙 (free)
① (形動) 自由なこと。束縛や制約のないさま。〔外来語辞典(1914)〕
※モダン礼儀作法辞典(1933)〈モダン日本編〉「最も貴男のフリーなポーズで行ってよろしい」
② (形動) どこにも属していないこと。無所属である状態。また、「フリーランサー」の略。
※苦笑風呂(1948)〈古川緑波〉京都通信「今年から名実共にフリーになって、何会社とでもおつきあひが出来るやうになり」
無料。無税。「タックスフリー

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デジタル大辞泉 「フリー」の意味・読み・例文・類語

フリー(free)

[名・形動]
束縛・制約・負担などがないこと。また、そのさま。自由。「フリー立場」「メンテナンスフリー
組織などに所属していないこと。また、その人や、そのさま。フリーランサー。フリーランス。「会社をやめてフリーになる」「フリーカメラマン
料金などを免除されること。無料。「タックスフリー
他の語の下に付いて、その物質を含んでいないことを表す。「アルコールフリー」「オイルフリー
[類語](1自由自在随意任意ランダム無作為恣意存分ぞんぶん不羈ふき勝手気まま心任せわがまま好き自分勝手手前勝手身勝手得手勝手好き勝手気随気任せほしいまま奔放自由自在縦横縦横無尽意のまま思いのまま思い通りフリーダムリバティー/(3無料ただ無銭無償ろは

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

現代外国人名録2016 「フリー」の解説

フリー
Flea

職業・肩書
ロック・ベース奏者

国籍
米国

生年月日
1962年

出生地
オーストラリア・ビクトリア州メルボルン

本名
バルザリー,マイケル〈Balzary,Michael〉

グループ名
グループ名=レッド・ホット・チリ・ペッパーズ〈Red Hot Chili Peppers〉

受賞
グラミー賞(第35回)〔1992年〕「ギブ・イット・アウェイ」,グラミー賞(第42回)〔1999年〕「スカー・ティッシュ」

経歴
オーストラリアで生まれるが、母親の再婚で米国に移住。ジャズ・ミュージシャンの義父の影響を受け、9歳の頃トランペットを始める。1982年ハリウッドで高校の同級生アンソニー・キーディスらと共にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを結成し、ベースを担当。’84年プロデビューし、ファーストアルバム「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」をリリース。’90年初来日。メンバー交替を重ねながらも、パンクファンクヒップホップとロックを融合したミクスチャー・ロックと呼ばれる独自の作風を確立し、センセーショナルなライブ・パフォーマンスでも人気を集めた。’91年にはアルバム「ブラッド・シュガー・セックス・マジック」が全世界で約1000万枚を売り上げる大ヒットとなり、シングルカットされた「ギブ・イット・アウェイ」もグラミー賞を獲得するなど、一気にロック界の頂点に立った。’92年には2度目の来日ツアーを行うが、その途中でギタリストのジョン・フルシアンテが脱退。その後、デイブ・ナバロをギタリストに迎えて再起を図るが、アルバム「ワン・ホット・ミニット」のあとナバロも脱退した。しかし’98年フルシアンテがバンドに復帰し、’99年発売の「カリフォルニケイション」は全世界で1500万枚を売り上げただけでなく、シングル「スカー・ティッシュ」でバンドとしては2度目となるグラミー賞を受賞した。2006年4年ぶり9枚目となるアルバム「ステイディアム・アーケイディアム」を発表、同作からシングルカットされた「ダニー・カリフォルニア」は日本の映画「デスノート」の主題歌にもなった。他のアルバムに「母乳」(1989年)、「バイ・ザ・ウェイ」(2002年)、「アイム・ウィズ・ユー」(2011年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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