光洋精工(読み)こうようせいこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「光洋精工」の意味・わかりやすい解説

光洋精工
こうようせいこう

ベアリングのトップメーカー。 1921年光洋精工社として創業,35年現社設立,38年第二光洋精工,42年光洋鋼機を合併,43年光洋精機工業,光重工業を吸収。 80年トヨタ自動車筆頭株主となりトヨタグループの傘下に入った。各種ベアリングのほか電気熱処理炉,金属機器などを製造する。また工作機械,制御機器などの研究開発に努め,外国企業と提携してそれら分野の製品を子会社が製造する。売上構成比は,軸受 61%,ステアリング 27%,機械部品 12%。年間売上高 3496億 6300万円 (連結。うち輸出 29%) ,資本金 258億 9300万円,従業員数 7217名 (1999) 。

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百科事典マイペディア 「光洋精工」の意味・わかりやすい解説

光洋精工[株]【こうようせいこう】

トヨタ自動車系のベアリング・メーカー。大手3社の一つ。1921年池田善一郎が光洋精工社を創業。1935年株式会社に改組。高度成長期に〈トップ主義と輸出第一主義〉を標榜し,増産多角化邁進石油危機で業績悪化に陥り,1979年にトヨタ自動車による経営支援を受ける。1983年世界初の電子制御パワーステアリングを開発。ステアリングは国内トップ,世界第2位。2006年1月トヨタグループの工作機械メーカー豊田工機との合併によりジェイテクトとなる。

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