内田正偏(読み)うちだ まさゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「内田正偏」の解説

内田正偏 うちだ-まさゆき

1693-1743 江戸時代前期-中期大名
元禄(げんろく)6年生まれ。内田正衆(まさもろ)の孫。祖父遺領のうち1万3000石をつぎ,元禄12年下野(しもつけ)(栃木県)鹿沼(かぬま)藩主内田家3代となる。享保(きょうほう)9年乱心により妻を傷つけたため蟄居(ちっきょ)させられた。3000石没収で長男正親(まさちか)に家督相続がゆるされたが,下総(しもうさ)小見川(おみがわ)(千葉県)にうつされ,鹿沼藩は廃された。寛保(かんぽう)3年2月29日死去。51歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android