坂合部石布(読み)さかいべの いわしき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂合部石布」の解説

坂合部石布 さかいべの-いわしき

?-659 飛鳥(あすか)時代の官吏
斉明天皇2年(656)遣高麗副使となる。5年遣唐大使として,唐(中国)にむかう途中,百済(くだら)(朝鮮)の南で遭難,漂着した南海の島で島民に殺された。同船の坂合部稲積ら5人は難をのがれ唐にわたる。天平宝字(てんぴょうほうじ)元年功田6haが子にあたえられた。名は石敷,磐鍬(いわすき)とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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