瀬川富三郎(2代)(読み)せがわ とみさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「瀬川富三郎(2代)」の解説

瀬川富三郎(2代) せがわ-とみさぶろう

?-1804 江戸時代中期-後期歌舞伎役者
3代瀬川菊之丞(きくのじょう)の門弟。天明4年(1784)江戸桐座で2代富三郎を襲名。娘役,傾城(けいせい)役を得意とし,若衆方もかねた。あだ名は「いや富」「にく富」。文化元年3月11日死去。前名は山下松之丞。俳名は路長。屋号浜村屋編著に「江戸方角分」「東都諸家人名録」など。

瀬川富三郎(3代) せがわ-とみさぶろう

?-1833ごろ 江戸時代後期の歌舞伎役者。
3代嵐三五郎の門から3代瀬川菊之丞(きくのじょう)に入門。文化11年(1814)江戸中村座で3代富三郎を襲名。若女方をつとめた。天保(てんぽう)4年ごろ死去。前名は瀬川浜次郎。俳名は路梅。屋号は浜村屋。

瀬川富三郎(初代) せがわ-とみさぶろう

瀬川菊之丞(せがわ-きくのじょう)(3代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の瀬川富三郎(2代)の言及

【瀬川菊之丞】より

…(3)3世(1751‐1810∥宝暦1‐文化7) 市山七十郎の次男。幼名七之助,前名瀬川富三郎。別号東籬(とうり)園。…

※「瀬川富三郎(2代)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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