火計(読み)ヒバカリ

デジタル大辞泉 「火計」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばかり【火計】

《火だけは日本のもの、の意》唐津焼薩摩焼などで、文禄慶長の役後に渡来した朝鮮陶工が、朝鮮の陶土うわぐすりを用いて焼いた陶器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火計」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばかり【火計】

〘名〙 (燃料だけは日本のものの意) 焼物一つ。文祿・慶長の役後、朝鮮から連れて来られた陶工が唐津薩摩などで、朝鮮産の陶土・釉(うわぐすり)を用いて形を作り、日本の窯(かま)で焼いたと伝えるもの。

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