猫車(読み)ネコグルマ

デジタル大辞泉 「猫車」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐ぐるま【猫車】

土砂などを運搬する一輪手押し車ねこ

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精選版 日本国語大辞典 「猫車」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐ぐるま【猫車】

  1. 〘 名詞 〙 箱の前部車輪一個をつけ、後部に手押し用の柄をつけた車。土砂などを運ぶ工事用の一輪車。ねこ。
    1. [初出の実例]「今昔より有りきたる車の種類〈略〉半葎車、青葢(せいかい)車、輦(てぐるま)、猫(ネコ)車、乳母車」(出典風俗画報‐一〇六号(1896)人事門)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「猫車」の意味・わかりやすい解説

猫車
ねこぐるま

土砂や生(なま)コンクリートの短距離運搬用手押し車。容量は一輪車0.05~0.06立方メートル、二輪車0.15~0.23立方メートルぐらいのものが多い。二輪車で空気タイヤ付き動力式のものもある。

[房村信雄]

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とっさの日本語便利帳 「猫車」の解説

猫車

手押し車、一輪車のこと。箱の前に一個の車輪を付け、後部の柄を持ち上げ押して動かす。建設現場、農作業などでよく見かける運搬用の一輪車で、江戸時代に「ねこ」と呼ばれた木製の配達用の手押し車があり、猫車という呼び名も当時からのもの。

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