共同通信ニュース用語解説 「1票の格差」の解説
1票の格差
衆院小選挙区、参院選挙区ごとの国会議員1人当たりの有権者数が異なることで、投票価値に不均衡が生じる問題。「法の下の平等」を定めた憲法に反するとして、選挙のやり直しを求める訴訟が繰り返されてきた。最高裁は2009、12、14年衆院選と10、13年参院選を「違憲状態」と判断した。過去に国政選挙を無効とした最高裁判決はない。今回の衆院選では、格差是正のための小選挙区定数「10増10減」などを受けた新区割りが適用された。
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「1票の格差」
議員1人当たりの有権者数が選挙区によって異なるため、1票の価値に格差が生じる問題。訴訟では投票価値の不平等が著しければ「違憲状態」、さらにそれを国会が適切な期間内に是正しないと「違憲」、その上で選挙をやり直しても公益を著しく害さないと判断すれば「無効」の判決になる。参院選格差訴訟で、最高裁が違憲の判断を示したことはない。
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