デジタル大辞泉 「BS放送」の意味・読み・例文・類語 ビーエス‐ほうそう〔‐ハウソウ〕【BS放送】 《broadcasting satellite》BS(放送衛星)を使った衛星放送。NHK、WOWOWをはじめ民放キー局などがサービスを行っている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵 「BS放送」の解説 BS放送 放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)による放送サービス。NHKは1965年に当時の前田義徳会長が発表した構想に沿って、84年に世界に先駆けて試験放送を始めた。その後、独自編成の衛星第1、地上波の難視聴地域対策を目的とする衛星第2の2波体制を確立。89年から本放送に入り、衛星受信料の徴収に踏み切った。91年には民放の日本衛星放送(WOWOW)が日本初の有料衛星放送としてサービスを開始。2000年にはNHKの衛星契約は1000万世帯を突破した。このアナログ放送とは別に、00年12月に始まったのがBSデジタル放送。NHK、WOWOWのほか、地上波の民放5系列を中心に設立された5社が高画質のHDTV(high‐definition television=日本では「ハイビジョン」と呼ぶ)放送、映画専門チャンネルのスター・チャンネルが標準画質のSDTV放送で参入を果たした。デジタル放送は高画質に加えて、視聴者がクイズ番組に参加するような双方向サービスやデータ放送の魅力をアピールした。03年末に地上デジタル放送が始まると、BSデジタル放送も受信できるチューナーを内蔵したデジタルテレビの販売が伸び、BS受信機は07年末には3200万台に達した。 (隈元信一 朝日新聞記者 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報