CSC(読み)シーエスシー(その他表記)CSC

デジタル大辞泉 「CSC」の意味・読み・例文・類語

シー‐エス‐シー【CSC】[Convention on Supplementary Compensation for Nuclear Damage]

Convention on Supplementary Compensation for Nuclear Damage》原子力損害賠償に関する国際条約の一つ。1997年にIAEA採択。賠償責任限度額は3億SDR。国内法による責任額を超える原子力損害が発生した場合、加盟国の拠出金を損害賠償にあてる。2015年4月発効。原子力損害の補完的な補償に関する条約原子力損害補完的補償条約
[補説]2016年2月現在、アルゼンチン・インド・日本・モロッコルーマニア・米国・アラブ首長国連盟・モンテネグロの9か国が批准オーストラリアカナダなど19か国が署名。原子力損害賠償に関する国際条約には、他にパリ条約ウィーン条約があり、3条約とも賠償責任の無過失責任、事業者への責任集中、責任額の最低基準、国境を越える損害が発生した場合の裁判管轄権などを定めている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のCSCの言及

【労働組合】より

…たとえばベルギー,オランダ,フィンランドの場合がそれで,ナショナル・センターが分立している点で(フィンランド労働組合総連合SAKでは共産主義の影響力が一定の役割を有している点で)第3の型の特徴を有するが,その他の点では北欧型に近い。ベルギーはキリスト教労組連合CSCが大きな勢力を占め,やや特殊である。オランダでは労働党系の労働総同盟NVVとカトリック労働組合連合NKVとが1975年以来連合し,オランダ組合連盟FNVを結成,統一へ向けて前進した。…

※「CSC」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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