20世紀西洋人名事典 「F. ガタリ」の解説
F. ガタリ
Felix Guattari
1930 - 1992.8.29
フランスの精神分析学者,政治活動家。
1953年以降ラーボルド病院に勤務する。精神分析学を、社会政治的内容を排除しているとして批判。政治学、精神分析学、人類学などを取り入れた思考を形成して、「機械状無意識」(’79年)などの著書を著した。ドゥルーズとの共著「アンチ・オイディプス」(’72年)では精神分析、資本主義の考察から、記号、身体、戦争などの問題に分析を進めて、事象を多様な要素と連結してみる方法を具体化した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報