I(読み)あい

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

I
あい

英語アルファベットの第9字で、第3番目の母音字。[ai][i][i:]と発音される。フランス語ではイ、ドイツ語ではイーと発音される。エジプトの象形文字、とくにヒエログリフと関連が深く、エトルリア語やラテン語と直接的な関係がある。小文字iはギリシア語のイオタιに対応するがドット(小点)は11世紀になってつけられるようになった。このiが頭文字となるとき、中世の筆記体ではこれを上下に突き出た形で書いたため、これからjの字が生まれている。大文字Iは、英語では人称代名詞の第一人称単数主格を示し、形而上(けいじじょう)学では18世紀からエゴ(自我)を表すのに用いられ論理学では特殊肯定を示す。電気工学では電流を表し、数学では小文字iを虚数単位として使用する。化学では大文字Iをヨウ素の元素記号、小文字iをisomer(異性体)、inactive(不活性)の略号として用いる。[斎藤公一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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