MIS型ダイオード(読み)エムアイエスがたダイオード(英語表記)MIS type diode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「MIS型ダイオード」の意味・わかりやすい解説

MIS型ダイオード
エムアイエスがたダイオード
MIS type diode

MIS (ミスとも読む) とは Metal-Insulator-Semiconductorの頭文字をとったもので,半導体表面に薄い絶縁膜を形成させ,その上に金属電極を取付けた構造をもつダイオード総称。絶縁膜として酸化物を用いた MOS (Metal-Oxide-Semiconductor)型ダイオードはその代表例である。この種のダイオードはその容量電圧による変化がきわめて急激であるという特徴があるので,可変容量ダイオードとして用いられているほか,半導体の表面の物性を研究するための手段としても利用される。さらに絶縁膜を通して少数キャリアを注入することによる発光素子も研究されている。

MIS型ダイオード
ミスがたダイオード

MIS型ダイオード」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android