SS-520(読み)えすえすごひゃくにじゅう(英語表記)SS-520

知恵蔵mini 「SS-520」の解説

SS-520

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(ISAS)が開発した小型の固体燃料ロケット。全長9.65メートル、直径0.52メートル、重量2.6トン。大気上層を観測する2段式ロケットとして開発され、1998年、1号機がJAXAの内之浦宇宙空間観測所より打上げられた。3段式ロケットに改良された5号機(全長9.54メートル、直径0.52メートル(代表径)、重量2.6トン)では小型衛星の打ち上げが可能となり、2018年、東京大学が開発した超小型衛星「トリコム1R」の同観測所からの打ち上げに成功。同年、人工衛星軌道投入した世界最小のロケットとして、ギネス世界記録に認定された。

(2018-5-2)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android