ロケット(英語表記)locket

  • rocket

翻訳|locket

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胸飾りの一種。金属性の容器形見毛髪,写真,護符などを入れ,通常鎖やリボンに通してに掛け,胸もとに垂らす。 18世紀には髪飾り,19世紀初頭には腕輪としても流行した。
噴流を後方に押出す力の反作用によって推進する飛行体で,宇宙開発の基本的な道具である。第2次世界大戦中に,ドイツで近代的な液体燃料ロケットV-2号が発明され,戦後,アメリカとソ連はこれをもとにして次々と大型のロケットを開発した。化学ロケットと非化学ロケットに大別されるが,通常は化学ロケットを意味する。化学ロケットは,推進剤の消費量は多いが,推力対装置重量比が著しく大きい特徴をもち,非化学ロケットは推力対装置重量比は非常に小さいが推進剤の消費量が非常に少くてすむ特徴をもつ。したがって,宇宙船や人工衛星などの打上げやミサイルのように,地球の重力による損失を極力減らすために急速な加速を必要とする場合は化学ロケットが適しており,惑星間航行のように長期間の航行には低推力ではあるが比推力の大きな非化学ロケットが望ましい。非化学ロケットでは,原子力ロケット電気ロケットイオンロケットプラズマロケット光子ロケットなどの開発が進められている。

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デジタル大辞泉の解説

写真などを入れてにつける小型の容器。鎖に通して首から下げることが多い。
推進剤を燃焼させ、噴出するガスの反動によって前進する装置。また、それで推進される飛行体。
ロケットサラダ」の

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世界大百科事典 第2版の解説

ロケット推進機関あるいはこれを備えた飛翔(ひしよう)体の呼称。ロケット推進機関はロケットエンジンあるいはロケットモーターとも呼ばれる。ロケットは自身が携行する物質を加速放出し,その反動で推進力を得ることを特徴としており,このための携行物質を推進材という。
【歴史】
 南宋時代に書かれた《武経総要》という書物に,黒色火薬組成と〈火薬鞭箭〉なるものの図と明が記載されており,これをロケットの原形とする説もあるが,爆竹とみるほうが正しいようである。

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大辞林 第三版の解説

装身具の一。写真などを入れる小さなケース。普通、鎖やリボンを通して胸元に下げる。
機体内の火薬・液体燃料などの爆発によって生じるガスを噴射して、その反動力で物体を推進させる装置。また、その力を利用した飛行物体。大気圏外を飛行することができる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (locket) 写真や記念の品などを入れて身につけ、装飾ともする金属製の小さい容器。鎖に通して首飾りとするものが多い。
※美しい町(1919)〈佐藤春夫〉画家Eが私に語った話「父から土産に貰った金時計に金のロケットをさげて」
〘名〙 (rocket) 物体を噴射した反動で推進する飛翔体。また、その動力装置であるロケットエンジンをいう。宇宙開発、兵器、気象観測などに利用されている。
※万国新聞紙‐八集・慶応三年(1867)一一月上旬「種々の戦争に用ゆる『ロケット』と申す火灰を拵へ候機械も」

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