デジタル大辞泉
「CNOサイクル」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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「CNOサイクル」の意味・わかりやすい解説
CNOサイクル【シーエヌオーサイクル】
炭素・窒素・酸素サイクルとも。水素からヘリウムを合成する熱原子核反応の一つ。太陽の質量の2倍程度より重い主系列星が光として放射するエネルギーをまかなっている反応である。1930年代に提唱されたときは,炭素と窒素を媒介として起こる反応とされたためCNサイクルと呼ばれたが,その後酸素も組み込まれていることが明らかになった。恒星内部で起こる反応としては,解放されるエネルギーがもっとも大きい。なお,太陽質量の2倍程度よりも軽い主系列星の内部ではこの反応ではなく,ppチェーン(pp反応)が起こっている。
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法則の辞典
「CNOサイクル」の解説
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世界大百科事典(旧版)内のCNOサイクルの言及
【恒星】より
…全部が矛盾のない状態に落ち着いたところが平衡状態である。水素を消費する熱核反応のおもなものは,陽子と陽子が反応してヘリウムを作り出すp‐pチェーンと,炭素,窒素,酸素を媒介として最終的にヘリウムを作り出すC‐N‐Oサイクルである(図10)。熱核反応では陽子が相手の原子核の静電的なポテンシャルの高い壁に対して量子力学的なトンネル効果で入り込む確率が問題である。…
※「CNOサイクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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