20世紀西洋人名事典 「E.ラモット」の解説
E. ラモット
Étienne Lamotte
1903 - 1983
ベルギーのインド学・仏教学者。
元・ルーバン大学教授。
ルーバン大学で神学・東洋学を学び、「バガバッド・ギーター」の研究で学位を取得。その後パリのソルボンヌに移り、レビ、ドゥミエビュ、ラルー、プシルスキーらに梵語・中国語・チベット語・パーリ語を学び、帰国後ドゥ・ラ・バレ・プサンについて仏教学を修めた。「大智度論」仏訳5冊(1944〜80年)の大著があり、その他に「維摩経」「首楞厳経」「解深密経」「成業論」「摂大乗論」などの漢訳とチベット訳によって対訳研究したものがある。王立学士院会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報