ESとSTAP細胞

共同通信ニュース用語解説 「ESとSTAP細胞」の解説

ESとSTAP細胞

ES細胞STAP細胞 胚性幹細胞(ES細胞)は受精卵の細胞から作られる万能細胞一種。受精卵が分裂を始めた後に一部の細胞を取り出し、培養して作る。ほぼ無限に増殖する能力と、体を構成するどんな細胞にも成長(分化)する能力を持ち、30年以上にわたって研究利用されている。STAP細胞は小保方晴子おぼかた・はるこ氏らがマウスの体の細胞にストレスを与えて作り、増殖能力はないが、体と胎盤両方になる高い分化能力を持つと主張した。しかし、論文は不正が見つかり撤回。STAP細胞の能力を示す実験はES細胞を使って行ったのではないかとの疑いが持たれていた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android