20世紀西洋人名事典 「G.フレーゲ」の解説
G. フレーゲ
Gottlob Frege
1848.11.8 - 1925.7.26.(6.26.説あり)
ドイツの数学者,論理学者,哲学者。
元・イエナ大学教授。
ウィズマル生まれ。
別名Friedrich Ludwig Gottlob Frege。
現代の記号論理学の創始者。自然科学、数学、哲学をゲッティンゲン大学で学び、数学の学位を1873年取得。1879年イエナ大学数学教授を経て、1896年名誉教授就任。算術を論理から導くという論理主義の立場をとり、20世紀の哲学に大きく貢献。1879年、「概念記法」、1884年にはカントを批判して算術の真理を分析的なものとした「算術の基礎」を発表。1893年出版の主著「算術の基本法則」第1巻が1902年ラッセルによって論点の矛盾を指摘される。晩年には算術の真理を総合的なものとする立場から基礎づけを再度試みた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報