20世紀西洋人名事典 「G.ボンマルシャン」の解説
G. ボンマルシャン
Georges Bonmarchand
1884.5.25 - 1968
フランスの東洋学者,行政官。
元・日仏会館理事,元・駐日フランス大使館総領事兼通訳。
1907年東京のフランス大使館に通訳見習いとして来日、’10〜12年ソウルのフランス領事館に勤務するが、’12年通訳として再び来日。’24年には渋沢栄一、クローデル等と日仏会館創立に協力し、同館理事を務める。一方東洋学者としては江戸時代の慣習、特に井原西鶴に造詣が深く、’33年仏訳して西鶴「好色一代男」を出版、’51年「日本」と「中国」を執筆し、死後の’70年仏訳した三島由起夫の作品が出版され、日仏文化交流に大きく貢献。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報