J.ギマランイス・ローザ(その他表記)João Guimarães Rosa

20世紀西洋人名事典 の解説

J. ギマランイス・ローザ
João Guimarães Rosa


1908.6.27 - 1967.11.20
ブラジルの小説家。
ミナス・ジェライス州生まれ。
故郷で医師を務めた後、外交官となる。北東部地方主義作家全盛期の1946年に短編集「サガもどき」で文壇デビューし、一躍注目を集める。また、’56年の中編小説集「コルポ・デ・バイレ」、長編「大いなる奥地」で、ブラジル文学界においての巨匠の名をほしいままにする。作品は故郷ミナス地方を舞台とした地方色の濃いものであるが、叙事詩中世の騎士道物語を思わせるエピソードにあふれ、一地方を越える普遍性、永遠性を備え、ポルトガル語の潜在能力を十二分に生かしている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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