20世紀西洋人名事典 「J.ボルケル」の解説
J. ボルケル
Jiří Wolker
1900 - 1924
チェコスロバキアの詩人。
プラハの大学で法律を学ぶ傍ら、共産党に入党。プロレタリア詩の先駆者として知られたが、結核のため24歳の若さで夭折。主な作品には人類への普遍的な愛、新たな社会の創造への苦悩を歌った詩集「家への客」(1921年)、「きびしい時間」(’22年)、叙情詩「巡礼のひとりごと」「孤独」などのほか、「太陽を盗んだ百万長者の話」(’21年)、「煙突掃除夫の話」などの新傾向の童話もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報